「SDGs の導入で経営·人材をパワーアップ」

企業向け研修や就職支援など展開する㈱ライズ(福岡市博多区博多駅前2丁目)は2月末から、中小企業を対象にSDGsを取り入れた経営·研修の支援事業を開始した。

 

高尾社長は「SDGsを経営に取り入れることは社外向けのPRだけでなく、自身の仕事が社会にどのように貢献しているか知る機会になり社員の意識改革にもつながってくる」と手応えを感じる。

SDGsとは国連サミットで採択された持続可能でより良い世界を目指す国際目標。

 

同社では一般社団法人SDGs支援機構(東京都)が認定するSDGsビジネスコンサルタンとして基礎の解説やSDGSに当てはめて事業·取り組みを再構築していく作業をパッケージ化して各企業をサポートしていく。

連携するSDGs支援機構の中村九州·沖縄支部長は「福岡でもSDGs への企業の関心は高まっている。コンサルタントが各社の状況把握をし、協力して適切な情報発信と提案を実施していく」という。

ライズでは全従業員向けのワークショップなどを実施。高尾社長は「SDGsに当てはめて目標やスキルが明確になることで、社員教育コンテンツとして有効に。SDGsに配慮した商品開発や営業スタイルなど各自が意識していくようになれば経営体質にも変化が出る。

 

人材・経営面ともに世界基準に改善していける」。中村支部長も「就職先を選ぶ際に社会的貢献度を重視する若年層も多く、採用面からも重要。地方の中小企業にこそ取り組みを拡大していきたい」と可能性を語った。