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「この歳になってあらためて自分自身の仕事について、会社について考えさせられました」

これが私を人材育成の世界に引き寄せた言葉です。

あれはまだ私が27.28歳のころ研修に関わりはじめた研修の時のことでした。
それは3日間の管理職研修で受講者は5.6名で全員50代、私の父と同年代の方々でした。
その最終日「自分と会社のこれからの関わりについて発表する」プログラム時、初日に「こんな研修をやって意味があるのか」と仰っていたある管理職の方が、「この歳になってあらためて自分自身の仕事について、会社について考えさせられました」と感極まられて涙を流されたんです。

私は父が泣いているように見え驚きを越えた気持ちになったこと、今でも忘れられません。
「なぜ初日あんなふうに言われていたのに、今日はなぜ・・」と。

と、これはかなり昔の出来事ですが、そのことがあってから私は「いくつになっても人は変われる」と思うようになりました。
あの方が研修という場で変わったように。

人は「今より良くなりたい」と思うものですが、一方で「いい仕事をしたい」「いい組織をつくりたい」と思っていてもなかなかできないもの。

それは組織とは、価値観の違う人と人の集合体だから。
「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」は精神科医エリック・バーン氏(カナダ)の有名な言葉ですが、私も自分を変えることで相手との関わり方が変わると思っています。

一方で変えたことを継続することはなかなか難しいもの。
変化は一瞬ですが、成長は変化の継続があってこそ生まれるもの。

そこで弊社は「個人と組織が変わり続けるためにどうするか」にこだわってきました。
この変化の継続こそが「成長」となり、個人と組織がより良くなります。

以上のことにこだわりながらこれからも素晴らしい講師・キャリアコンサルタントの方々と共に、一人でも多くの方の成長に関わっていきたいと思います。