「はじめに」より

「会議ってなんでダルいんだろう」
様々なお客様と話すなかでの悩みの１つに「会議」があります。
私は２０１５年YouTubeに研修テーマについて１５本ほどアップしました。
その中で「会議の進め方」だけなぜか視聴回数が２万を超えています。
他の動画は数千とか数百足らずというのに、「会議」に対する課題のニーズが格段に違うんだと。
もともと様々な会議・会合に出てダルさとヒマさを感じていました。
多くの参加者も手持無沙汰だったり、手遊びしたり、居眠りしてるふうな人も。
もちろん多くの上司がいたり報告する立場だったら緊張感もあったりしますが。

会議って基本ヒマですよね。
真剣に話す部分があるとしても、発言するのは全体の中のごくわずかな時間。
１０人参加する１時間の会議であれば、単純計算すると６分しゃべって、５４分間が聞く時間。
もちろん報告したり議題を提示する立場であればもっとしゃべる時間は多いでしょうが、多くの会議は発言が偏っているので、人数分の１以上にしゃべってない人が多いはずです。

さらに２０２０年初めに発生した新型コロナウイルスによってオンライン化が進み、オンライン会議が激増してきました。
このオンラインは「ダルクさ・ヒマさ」にさらに拍車をかけています。
「オンラインはリアルの劣化版」と言う方もいまが、このオンライン会議もうまく進めなければ生産性が上がりません。

リアルに加えこのオンライン会議についても「オンラインの今」についての生の声アンケートなどをもとにオンラインを掘り下げながら、オンライン会議もより良いものにできることをお伝えしています。

会議は議論する場。
議論によって出された解決策が明日の行動につながり、より良い成果につながります。
議論すればするほど好循環になるはずです。
ダラダラ会議をやりたいと思っている人は誰もいません。
私はいつも「残業代稼ぎたい人以外は早く帰りたいはず」と言っています。
会議時間が短くなることは誰もがハッピーになれるはず。
この本がそんな一助になれれば私ももっとハッピーになれます。
即実践できるチェックシートなど活用すれば、あなた会議もより良いものとなること間違いなし！
さぁ、これから一緒に沈黙会議から脱出しましょう！


【目次】
第1章 生産性の低いこと止めませんか? 脱! 沈黙会議
第2章 会議に求められるコミュニケーション力
第3章 会議カイゼン! [Before]会議開催前編
第4章 会議カイゼン! [Now]会議開催編1/リアルVer.
第5章 会議カイゼン! [Now]会議開催編2/リアルVer.
第6章 超重要 会議カイゼン! [Now]会議開催編/オンラインVer.
第7章 会議カイゼン! [After]会議開催後編